「光る君へ」を見て
毎年楽しみにしているNHK大河。今年は紫式部が主役の「光る君へ」です。
主演の紫式部役の吉田百里子さんと、藤原道長役の柄本裕さんが、只今絶賛報われぬ恋愛してます。
大河ドラマは二次創作ですからそんな話もありだよね。と思いつつ実際はどうなの?
とても気になったので、紫式部について軽く読める本が無いかと探したところありました。
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作者:板野博行 岡山朝日高校、京都大学文学部国語学国文学科卒
「眠れないほどおもしろい紫式部日記」です。
予備校のカリスマ講師として全国の生徒に講義や参考書を執筆
参考:眠れないほどおもしろい紫式部日記
。
紫式部について
西暦970年生まれ。父は藤原為時、母は藤原為信女。
20代後半に藤原宣考と結婚。子供を一人産みますが、2年と数か月で宣考が亡くなり、その寂しさと不安を払拭するために、あの大傑作「源氏物語」を書き始めます。
そして、その物語は藤原道長の耳に入りました。
その才能を買われて道長の娘であり一条天皇の中宮彰子の家庭教師役として後宮に仕える事になります。
参考:Wikipedia
平安時代の政治や暮らしがわかる
平安時代の権力争いやら後宮の女性達が繰り広げる、嫌み合戦などが歌と一緒に書いてあって
場面が想像できます。漫画もちょこっと入って思わず笑ってしまいます。
紫式部日記とは
1部から3部に分かれているのですが、メインは中宮彰子の出産の記録です
第一部 日記体(記録) 中宮彰子の出産について
第二部 手紙文体(消息文) 中宮彰子付き女房達の人物批評、和泉式部、赤添衛門、清少納言の人物批評、自身について
第三部 日記体(記録)道長との和歌贈答 敦良親王の戴餅の儀
紫式部の人柄も書かれてる
周囲の人たちの批評もしながら、自己分析もしてます。
流石です!
紫式部とライバル達
紫式部と同じ時代に生きた才女である和泉式部、赤添衛門、清少納言の人物像が書かれていて結構張り合ってたんだと驚きました。
最後に
NHK大河を見なかったら紫式部の事を知ってみたいなんて思わなかったので「眠れないほどおもしろい紫式部日記」が読めて良かったです。
(でもドラマと大分内容は違ってますね。)
藤原道長が紫式部と出会っていなかったら、源氏物語は現代になかったのかも?
宮中の出来事ってこんな感じなんだ。
そんな事を考えながら、違った視点でもう一度「源氏物語を読んでみよう。」
そう思える本でした。
下記のamzon、楽天リンクで購入できます。