ホーム » 仕事について » カースト上位だったママ友が突然、部下になったら

楽しそうなママ友達を見て

毎日子供を保育園に送っていく。するとそこには必ず楽しそうな笑い声と共に複数のママ友グループができていて、私は目を伏せながら「おはようございます」と誰に言うのでもなく、小さい声であいさつをします。

ベビーカーを押すお母さん3人

その中でも一番輝きを放っていた方がいました。(仮名 酒井さん。)お子さん二人を保育園に通わせていて、園長先生とも仲が良く、いつも楽しそうに長々とお話をしていました。他のママ友達の相談に乗ったり、どこかに一緒にお出かけして、もちろんカースト上位です。(もちろん私はその中に入っていません。)

2,3回ちょっとお話ししたのですが圧倒されるくらいの自信に満ち溢れる話し方にうまく受け答えができず、ただ相槌を打つぐらいでした。

運動会では父兄参加の競技で大活躍をして、お子さんも競技では常にトップ。クリスマス会のお芝居ではいつも主役に抜擢されています。
職場は違いますし、あえてお話しすることもないので、羨ましいとも何とも思わず、太陽みたいな人だなと、今までも、きっとこれから先も自信に輝いて生きていかれるのだろうと思っていました。

私は、自慢ではありませんが、太陽を背に生きるシダ植物のような人間で、学生時代も社会人になってもあいかわらずのコミュ障のボッチです。(そこまで言うか。)すでに人と関わる事をあきらめているので何も問題ありません。意図的に話をしてこない状態でも、スルーできるくらい人間関係についてバグっていますが、せめて子供には普通に社会と関わりを持てるような人にしたいと考えています。

月日は流れて・・・


そんなある日上司から「酒井さんという人がうちの職場にくるから宜しく頼む。」と言ってきました。内心かなり驚きましたが

40代で転職?大丈夫かな・・


承知した旨をお伝えしたのです。その時は不安も何も無かったのですが、その後配属が私の下になって、仕事を教えていくうちに徐々に不安が募っていくのでした。

「元気だった?子供どうしてる?」などから始まり、
仕事中にやや大きめの声で私にプライベートな事、親戚の事や子供の進学の事、再婚はどうするの?など、プライベートな内容を聞いてきます。内心、周りに聞こえたらちょっと嫌なんだけど。と適当にごまかしていました。更にはご自分の家庭の事を話出します。名前も忘れかけていたくらいだったのでちょっと驚きでした。いきなり距離を狭めてきて胸ぐらつかまれる感じ。

仕事を教えていきますが、あまり解らないようでした。
最初はメモを取ったりして何とか覚えようとしていたのですが、何回教えても、他の人に教わっても覚えられない。私もあきらめかけて、どうしようかと思っていたところ、ある日上司に呼ばれました。
「酒井さんが私とうまくやれない(仲良くできない)と言っている。どうしたの?」と尋ねてきました。ホントにビックリです。

私は仕事のことだと思ったのですが、そういう問題では無く、以前のママ友のようにフレンドリーな仲になりたかったようでした。

「ごめんなさい、私はあの頃のママ友のように接することができません。仕事中は仕事の事しか考えられないのです。あの時のママ友のように楽しくおしゃべりが出来る人だったら、良かったのでしょうが、それは残念ながら無理です。」そんな感じで(内容はちょっと変えてます)上司に伝えたところ、

「酒井さんには、考えてる基準が違うと言っておいたから」と翌日言われました。

その後、酒井さんは転職を決め、職場から去っていくのでした。


あんなに太陽みたいに中心になるような人だったのに、私に教わるなんて、とても認められなかった事でしょう。私も見ていて辛かった。

せめて私じゃない人だったら良かったのに。無意識のうちに傷つけていたのです。でももしかすると、私を頼ってきたのじゃないかと思うと罪悪感が募ります。ホントにごめんなさい。
次は自分にあった人と職場に巡り合える事を祈ってます。

まとめ

カースト上位だったママ友がきても仕事と切り離して接していました
仕事と混同しないようにするのが大事ですね。


投稿者
管理人

管理人ミカ

こんにちは。50代主婦。夫が天に召された後、 子供1人と2人暮らしをしてます、シングルマザーです。様々なトラブルと出会い、何とか頑張って生きています。皆さんの励みになれば幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)