光る君へ(28話)一帝二后
光る君へ(28話)一帝二后。いよいよ彰子様が中宮になる事になりました!彰子様の困り顔を見てると、なんだか引き込まれそうです。
初めて彰子様がお出になられた時はちょっとビックリしまして。
眼には力なく、いつも下がっていて。口は何か不満を言いたそうで言えないようです。
何だか現代のティーンエイジャーみたいだと思ってました。
でもそんな所が癖になるんですけどね。
光る君へ(28話)一帝二后。あらすじ
道長との間に娘(賢子)が生まれ、約束通り宣孝と娘を共に育てる事になりささやかな幸せを手にしていた「まひろ」。
一方道長は、彰子を入内させ、后にし、一帝二后を国家安寧の為もくろんでいた。
だが周囲の期待とは裏腹に彰子は一条天皇の気を引けるような状況ではなかった。
過労や心労の為か倒れてしまう道長。なかなか目覚めない道長を夢で導くまひろ。
現実に戻った事にまだ夢冷めやらぬ状態だった。
中宮定子は徐々に儚くなっていく中で、3度目の懐妊を迎えた。だが姫皇女を産んだ後、ついには帰らぬ人となってしまう。
傍の几帳には辞世の句を残して・・・
夜もすがら契りしことを忘れずは恋ひむ涙の色ぞゆかしき
感想
彰子さまがとうとう、中宮になる事になりました。当の本人はというと・・・眉は下がり、口は堅くすぼめられて、およそ喜んでいるようには見えません。
ホントに心配になってきてこの方が定子のように華麗な宮中サロンを開けるのか?と不安になります。
(でも歴史はもう既に決定されているので心配ないんですけど)
彰子役の見上愛さんの得体のしれない存在感は吸い込まれそうですね。
そして悩める帝に意見していた行成なんですが、目に涙を貯めて国家安寧の為にも決めてほしい。(一帝二后)と言ってました。
帝に今までそんなに強く言った事がない行成には辛い役目だったと思います。
だからこそ帝も受け入れたのでしょうね。よく言ったよ。行成!みたいな感じでした。
定子様先週から、陽炎のように儚くなってしまったと思ったら、3度目の出産の後悲しい句を読んで逝ってしまわれました。
あんなに愛された人だったのに、幸せには見えなかったです。愛しても愛しても、満ちる事がない人で底が無い乾いていた人のようでした。
そんな心の渇きを癒していたのが唯一のソウルメイト清少納言だったんですね。
今まで何気に読んでいた枕草子が定子様をこの世に繋ぎとめる文学だったんだと思うと、あの意図したように華やいだ文章も悲しくなってしまいます。
平安時代から現代まで読まれ続けた枕草子。筆のパワーは何物にも勝るものだと思いました。
ところで道長が倒れて、まひろが生霊となって現れた時「まひろ?」って声にだしてました。明子に聞かれてたと思うんですが・・・
正室の倫子は薄々気が付いてますけど、まだ誰かは特定していない状態。
でも、いつばれるのかヒヤヒヤです。
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