実写版ブラックジャック見て
実写版ブラックジャック。6/30日（日）２１：００。テレビ朝日で2時間放送見ました。
小さい頃から漫画も読んで、映画版も必ず見て結構なファンです。Drキリコも大好きです！
実写版は今回、高橋一生さんでしたので、だいぶ期待してノーチェックで見ました。
（岸部露伴役は素晴らしいですからね）
ビジュアルも手術シーン、喋り方も大分寄せてていい感じでした。
それにピノコ役の永尾柚之ちゃんが可愛くて二人が歩いているシーンは手塚先生の漫画から浮き出てきたようでした。ラストには大塚明夫さんの声も聞けて思わす立ち上がってました。(ホント、いい声でした！アニメ版の声優さんです。）
キャスト
ブラックジャック ：高橋一生
Drキリコ ：石橋静香
ピノコ ：永尾柚乃
長谷川啓介 ：井乃脇海
獅子面病患者役 ：松本まりか
その他 ：奥田瑛二、橋爪功山中崇、山内圭哉、 味方良介、早乙女太一、千葉哲也、宇野祥平
あらすじ（ネタバレ含まれてます）
幾つものストーリーが絡んで一つになってます。
入れ替わり
とある国の豪勢なつくりの病院の一室。
権力者の息子が、車で交通事故を起こし瀕死の状態で横たわっている。
ほぼ全ての臓器を移植しないと助からない状態だった。そこへブラックジャックは「息子さんの命はいくらですか」と問う。
高額な治療費を請求し、罪のない人間をドナーとして使う事となった。
日本に戻ったブラックジャック。そこで研修医の長谷川啓介と出会う。
実は長谷川は服役中の友人、後藤一馬が牢獄で自殺したことに納得していなかった。
骨壷の中にあった馬の像を頼りにするとブラックジャックにたどり着いた。
質問してみるも、しらを切られ逃げられてしまう。
するとある日突然コンサートチケットが送られ、怪しさを感じながらも行ってみると・・・
そこには顔が変わった後藤一馬が現れた。
権力者の息子と後藤一馬の顔が入れ替わっていたのだった。
獅子面病患者
岬の一軒家に、ある日サラリーマンの六実明夫から妻の顔を治してほしいと依頼が来る。
妻のえみ子は獅子面病という病に侵されていた。
以前美しかった顔は見る影もなくその病気の名の通り、獅子のような顔になっている。
そこでまた高額な治療費を請求するが尻込みしてしまった夫。そしてそんな夫を目の当たりにして諦めるえみ子だった。
治療を諦めた、えみ子は安楽死をさせてくれる医者を呼ぶ。
その名はブラックジャックのライバルDrキリコだった。2人の黒い医者が自説を唱え始める。
夫にお金以上の価値を理解させ治療をする事になったが治療の帰り道に土砂崩れにあってしまう。
感想
小さい頃から親しんできたブラックジャック。漫画はもちろん、映画も必ず見に行ってました。
その時代時代で表現が変わっていたのも思い出します。
でも共通していたのはどんな患者でも完治させるのは勿論、病気だけじゃない所まで修正しちゃうところですかね。
今回のドラマでも助かりそうもないドラ息子ではなく、将来性豊かな青年を生かしてみたり、お金以上に大切な事を解らせてみたり。
そうなんですよね。只の医療のお話ではないんですよね。人情や、どうにもならない運命の神様からの試練なんかが絡んでいて。
それと神が宿ったんじゃないかと言われるほどのメスさばき。
それら全てが心に響いてきて今なお、語り継がれる作品になってます。
そして50年経った現在でも結論が出ていない安楽死の問題は特に重くのしかかってきます。
私も、もし自分が子供に迷惑をかけるようであれば、Drキリコの手を取ってしまうかもしれません。
Drキリコが対極として出てきますが、今回は獅子面病患者の女性。この気持ちを解るために、あえて原作とは違う女性を起用したのかなと思いました。
でも・・ヘアースタイルもう少し何とかして欲しかったなって。