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目次
アンチヒーロー面白かった!
日曜劇場のアンチヒーロー。何本もの糸が複雑に絡み合ってできたようなドラマでした。
最後はその糸が一気にパーッ!と解かれて、脳内はアハ体験。
ホントに面白かったです。製作人は「VIVANT」を手掛けたチーム。プロデューサーの飯田和考さんは「半沢直樹」を手掛けている。これで面白くない訳がなかったです。
でもちょっと違ったのは正義に対抗するっていう所ですかね?主人公が闇落ちしてるみたいで良かったです。
1回見た後、再度見返してみるとまた違った面から見られて面白かったので2回見直しちゃいました。
キャスト
明墨正樹(あきずみまさと) :長谷川博己
赤峰柊斗(あかみねしゅうと) :北村匠海
紫ノ宮明日香(しのみやあすか) :堀田真由
白木凛(しらきりん) :大島優子
青山憲治(あおやまけんじ) :林泰文
菊池大輝(きくちだいき) :山下幸輝
牧野沙耶(まきのさや) :近藤華
志水裕策(しみずゆうさく) :尾形直人
緋山啓太(ひやまけいた) :岩田剛典
瀬古成美(せこなるみ) :神野美鈴
松永理人(まつながまさと) :細田善彦
倉田功(くらたいさお) :藤木直人
百瀬礼子(ももせれいこ) :吹石一恵
緑川歩佳(みどりかわあゆか) :木村佳乃
伊達原泰輔(だてはらたいすけ) :野村萬斎
あらすじ
1,2話(接点、拒絶)
町工場の社長〇人事件の容疑者を弁護する話から始まる。以前担当していた冤罪事件を覆したい思いを持って明墨弁護士の元にやってきた赤峰。
検事の不正を暴き容疑者緋山の無罪を勝ち取るが、〇人の決定的証拠(返り血を浴びた作業着)を発見し、緋山が犯人だった事実を知る。正義に揺れる赤峰。
ラストでは獄中の人物と積み上げられた明墨からの手紙が写される
3話(過去)
政治家の息子の暴力事件を担当する事になった明墨。その容疑者はトラブルメーカーで以前にも同じように暴力事件を起こしていた。
その事件をもみ消す為に赤峰が弁護していた松永に罪を擦り付けていたのだった。
今回も同じく事件から逃げようとするが明墨は証拠になる画像を検事(緑川)に送り、政治家親子の不正を世に暴く。伊達原検事正は勝利を収めたと喜んでいる。
そして獄中の人物と会う明墨
4、5話(冤罪)(因縁)
赤峰は獄中の人物、清水を。紫ノ宮は明墨がよく会う女の子について調査し始める。
2人共、少しずつ真実に近づいているようだ。
そしてついに伊達原と会う明墨。2人は牽制しあう。
今回の事件は連続不同異性交被告事件。3件目の被害者が警察と結託して話を合わせていると疑う明墨達。目的は紫ノ宮の父である倉田刑事部長に近づくためだった。
倉田刑事部長が虚偽の発言を被害者にさせ、有罪にさせようとしていたのだった。
だが被害者に警察と結託していた事実を告白させ、倉田刑事部長を逮捕へと導く。
そしてそれは12年前の糸井一家〇人事件でも証拠を隠蔽した事を暴くためでもあった。
ラストでは1話で出てきた緋山が現れる。
緋山と何かを手に入れようとする明墨
6,7話(不正)(追及)
政治家のスキャンダルを書いていた女性記者(沢原)が大量の機密情報を流出させた疑いを掛けられていた。弁護を請け負うことにする明墨。
その裁判官はかつて糸井一家〇人事件の裁判で死刑を言い渡していた瀬古判事でもある。
そして赤峰が弁護して無実の罪を着せられた松永を有罪にした人物でもあった。
瀬古は国会議員の富田と加崎のどちらが法務大臣になってもいいように両人にコンタクトを取っていた。
そんな折、女性記者の沢原が何度も、加崎のスキャンダルを嗅ぎまわり、邪魔な存在となっていた。
そしてその存在を消すため、情報漏洩の罪を沢原に着せ、罪が確定されるように瀬古に手を回したのだった。
富田をけしかけ、瀬古に圧力をかける明墨。一方では富田の秘書に接触し、松永の再審で有利な証言をするように説得する。
だがその接触している所を伊達原の部下に見つかり、伊達原→瀬古→加崎。と知られてしまう。
富田の元秘書は、加崎に寝返り証言を撤回すると連絡してくるが、それも狙い通りだった。
後が無くなった富田。本人が瀬古に渡した金の証拠を明墨に渡し、瀬古を弾劾裁判へと追いやる。
それをきっかけに、沢原、松永の裁判も無罪となった。
糸井一家〇人事件で有罪判決になった志水もまた瀬古や伊達原にはめられていた。
知らずに起訴へと導いてしまった明墨は志水に会い、無実の立証をする。と伝える。
8話(真実)
警察からの証拠を信じ、志水を冤罪にしてしまった明墨は同僚の百瀬から警察と伊達原が証拠隠ぺいした事を知る。
その証拠となる動画へのカギとなる人物が1話で出てきた緋山だった。
緋山は動画を江越という人物に売っていた。
動画を手に入れるため本当は有罪だった緋山を無理やり無罪にした明墨だった。
江越と接触し手に入れようとするが先に伊達原に奪われてしまう。
消去され、破壊されてしまう映像。
勝ち誇ったように明墨の事務所を訪れる伊達原。
そして希望を持ちながら待つ志水親子。
9話(約束)
動画を奪われてしまった事を志水に報告するが志水は逆に感謝の言葉を明墨に投げる。
何とかして代わりになる証拠を見つけようとするが中々見つからない。
元同僚の亡くなった百瀬は志水の冤罪を調べていた。
百瀬の実家に行くと、日記と付箋がびっしりと貼られた資料を渡される。
一方で弾劾裁判中の瀬古に接触し伊達原の企みを明るみにするよう説得する。
だがつぶされるだけだと応じない瀬古だった。
なかなか見つからない新証拠だったが志水の日記と調書に食い違いがある事に気が付く。
伊達原が科捜研に毒の改ざんを依頼したのではないかと疑問が浮上してきた。
しかしすでにその担当者は他界していた。
八方ふさがりの状況の中、警察が緋山の〇人の証拠を隠した疑いで明墨を逮捕する。
何かを決意したような明墨だった。
10話(最終話正義)
第一回公判
牢獄の中にいる明墨に意気揚々と語りかける伊達原。
勝利を確信しながら自ら裁判に出る事になった。
なぜなら伊達原に、証拠となる血痕が付着した作業着が渡っていたから。
渡した人物は事務所の白木だった。
白木の裏切りにもめげず、明墨の弁護をする赤峰と紫ノ宮。
緋山も法廷に出て自分が有罪である事を認める。
また作業着を隠すように指示したのは明墨で、緋山を無罪にし志水の無罪の証拠を見つける為だったと証言する。
自らの裁判で志水の事件が発端だと証言する明墨。
必死に追い詰めようとする伊達原に新証拠(毒の改ざん)があると証言する。
第二回公判
科捜研のデーターの論争から始まる。
2つの毒が出てきたが一方は食品から自然発生した微量な物だった。だから記載しなかったと言う一方で、改ざんしている。とお互いに譲らない。
そんな書類は存在しないと断言する伊達原を追い込む。
偽の資料を資料室に保管し、それがあると不都合な物と思わせ盗ませるというものだった。
まんまと策略に乗った伊達原をカメラで取っていたのは、部下の緑川だった。
にっこり微笑み、立ち上がる緑川。とうとう追い詰めたとの思いを胸に伊達原に検事としてあってはならない事だと意見する。
明墨の策略
事務所を訪れる緑川と白木。
明墨、緑川、百瀬は3人で知り合いだった。百瀬が亡くなる前に二人にそれぞれ同じファイルを託していた。
明墨は検察の外部から、緑川は内部から探る事となった。
時間だけが過ぎていく中、緋山の事件を取り調べていくうちに志水の新証拠となる動画の可能性に気が付く緑川。しかし残念ながら破壊されてしまう。
そこで最後に証拠となる緋山の上着を白木に渡し、伊達原を法廷におびき寄せるよう伝える明墨だった。
証拠改ざんの事実をもとに志水の再審が世論では持ち上がっていた。瀬古、紫ノ宮の父、倉田も自分達も伊達原の支持で偽っていたと告げる。
瀬古は「あなたなら、きっとやりとげる」と言い、緑川と別れた。
伊達原の裁判が始まる。この世の中は不平等である。一度踏み外した物は二度と立ち上がれない。自分を守るためには仕方ない。と反省しない伊達原に
「自分の罪を認めるまでは監視し続ける。共に地獄に落ちよう。」と宣言する明墨だった。
エピローグ
志水の再審が決まり、保釈される事になった。
模型鉄道を走らせ笑みを浮かべる伊達原は自分の罪を認める。
そして捕らわれた明墨は赤峰を前に司法の信頼と誇りを取り戻せたことに感謝していた。
そんな赤峰は世の中の不条理と戦う為にアンチヒーローが必要だと明墨を無罪にすると告げる。
感想
アンチヒーローしびれました!ホントに良かったです。過去のドラマの中で一番面白かったです。
主題歌 hanatabaがここだ!という所で入ってきて、更に気持ちがドラマの中に入っていきました。
何人もの登場人物と事件を最後の一瞬で全てがパズルのピースのようにはまり、一人の人物が助かる。今まで見たことがないドラマでした。
そして役者さん達の演技の一つ一つが目に焼き付いてます。
アンチヒーローの凄い役者さん達
その中でも、志水裕策役の尾形直人さんの演技は特に心に響きました。
もうね・・・表情の変化がこれが演技なのか!?という感じです。
最初は諦めと絶望から。でも娘の沙耶ちゃんに会った時の顔や、次第に無実になるのではないかと希望が見えてきた時の仕草、表情。
娘役の沙耶ちゃんも、どんなパパでもいて欲しかった!と言った時、号泣してしまいました。
(はよー無実にしてやってくれい!)
それでも自分は悪くない!自分を守るためだった。と言っていた伊達原検事正。
傲慢ですよね。自分主義の正義から権力を振りかざす人って結構いたりします。
アンチヒーローを見て今まで何気なく読んでいた新聞にも、そんな事件や話題が頻繁にあるのが目に付くようになりました。
明墨役の長谷川さん、赤峰役の北村さん、法廷の場面での長いセリフは圧巻です。
最初は対極する二人なのかと思ってましたが、核の部分では「無実の人を助けたい」だったんですね。(こんな弁護士さんてホントにいるのかな?でもこの世の中にアンチヒーローは必要)
白木凛役の大島さんがラストの方で明墨に証拠の品の作業着を渡された時なんですが・・・
見上げた目が驚いているようで何か意図を探るような。そんな演技ができる俳優さんなんだ。とビックリしました。
(大学の中に潜入する時短パンを履いてましたが、ちょっと短い!と思ったそうです)
まとめ、考察
実際にあった話のようなストーリーと役者さん達の演技でした。
でもまだ志水さんは無実になっていないんですよね。
それにホントの犯人も解らないままですし。(もしかすると黒幕はもっと上の人間かも?)
なぜ伊達原がスピード出世をしたのか?まだまだ話は続きそうです。
いや!シーズン2を期待してます。それか映画化お願いイ!
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— TVガイドみんなドラマ (@minna_drama) July 9, 2024
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