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岸辺露伴ルーブルへ行く見ました!
「岸辺露伴 ルーブルへ行く」の映画見ました。今回は罪と後悔がテーマです。
以前からNHKでドラマ化している「岸辺露伴は動かない」シリーズの映画版で高橋一生さんや、飯豊まりえさんがそのまま出演して、いつものサスペンスより、ホラー感溢れる内容でした。
あらすじ
人を本にして記憶を読める能力「ヘブンズ・ドアー」を持つ岸部露伴が、ある一枚の絵をきっかけに青年時代出会った女性(奈々瀬)との慕情と、その女性が言っていた言葉を思い出します。「この世で最も黒い絵、邪悪な絵を知っている?ルーブル美術館にあるのよ」
それにしても毎度、首を突っ込まなければ危険な目に合わないのに今回も行くんですね。(それが岸辺露伴です。ちなみに色んな意味で女性らしい泉君も一緒です。)
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岸辺露伴 ルーブルへ行く
美術品の競売で大金を出して落札した一枚の絵。それは真っ黒で蜘蛛の巣のようなものが描かれていた。
だがその絵は競売で競っていた人物に奪われてしまう。追いかける露伴。しかしその人物はなぜか車が通るはずもない山道なのに事故にあったような状態で亡くなっていた。
傍には落札した絵がキャンバスの裏が破かれた状態で落ちている。
そのキャンバスの裏には作者と思われる筆跡で「これはルーブルで見た後悔」とサインされていた。それを見た露伴先生は青年時代に出会った女性の言葉を思い出し、ルーブルへと旅立つ決心をするのだった!
見捨てられた倉庫「Z13倉庫」
山村仁左衛門の描く、この世で最も黒くて邪悪な絵。まさかあると思わなかったのにルーブル美術館の職員が探してみると、見捨てられた倉庫「Z13倉庫」にある事が判明。
その絵を確認しに倉庫に向かう。向かった先で待っていた、その真っ黒な絵には青年時代に出会った奈々瀬が真っ黒く描かれていて、それに攻撃される岸辺露伴一行。
危機一髪な所をスタンド「ヘブンズ・ドアー」で回避する。
映画「岸辺露伴 ルーブルへ行く」キャスト
- 高橋一生 (岸辺露伴)
- 飯豊まりえ (泉京香)
- 長尾謙杜 (岸辺露伴(青年)
- 安藤政信 (辰巳龍之介)
- 美波 (エマ・野口)
- 池田良
- 前原滉
- 中村まこと
- 増田朋弥
- 白石加代子
- 木村文乃 (奈々瀬)
感想
最後に全ての謎が解けるような作りになっているので単純なお話ではない所が面白かったです。また脚本家の小林靖子さんが原作をリスペクトしつつ、お話を広げていて飽きない映画でした。
最後に解る謎一覧
- モリスルグランは何故ノアールという絵をルーブルで描いたのか?
- 青年時代に会った奈々瀬は何者か?
- 奈々瀬の目的は何だったのか?
- 黒の顔料の正体は?
- 邪悪な絵の攻撃が発動する仕組み
泉君を讃える
どんな人間にも「後悔」や「罪」が存在していてその絵を見れば攻撃されるのに、泉君だけはなんの被害もないところが、やっぱり只者じゃなかったですね。泉君には後悔も罪もないっていう。今回無敵だったわけです。
普通にいそうな女性で、悪意がないのに人をイラつかせることができる。いい意味でアンテナが低い人ですが今回の映画でちょっと尊敬しましたね。
まとめ
原作からひとつ話を盛り込んで作られた今回の映画は複雑に絡み合った伏線を理解するのが大変面白かったです。
奈々瀬は子孫である露伴先生に自分の罪と後悔を回収してもらおうとしてたんですね。その為に近づいていた。神木の祟り恐るべし!
また露伴役の高橋一生さんが原作どおりで期待を裏切らず素晴らしかった!奈々瀬役の木村文乃さんも、「黒いモナリザ」の化身のようで妖艶でしたけど、描いてある絵は黒くうずまく怨念に吸い込まれそうで怖かった!(最後に見れます)
私も人には言えない罪と後悔を心に持ち続けています。この絵を見たら攻撃されるの間違いなしですね!